https://www.youtube.com/watch?v=_ruZmVbuq_A
仏像はブッダをあらわすことで初めて作られましたが、実はブッダの死後約500年、仏像は作られていなかったのです。
ところが紀元1世紀頃、ガンダーラに突然仏像が出現します。
このNHKスペシャルではブッダの生誕から仏教の歴史の流れについて語っています。
仏教の始まりの地から伝来の流れを追います。
当時のガンダーラは、戦乱にあえぎ、救いを求める人々の間にはブッダを再び見たい、その言葉を聞きたいという
願望に満ち満ちていた。バーミヤンの大仏の映像を交え、仏教誕生の謎を探る。
当初の仏像
ブッダの死後、仏教の象徴的造作は、仏像でなく、ストゥーパ(仏塔)などで、そこにはブッダ自身は描かれているものは
見つかっていません。
ブッダをあらわす仏像が始まったのはブッダの死後500年後とされています。
それはタブーであったのか、また何故、タブーは破られたのか?
深い謎です。
仏像の始まりと思われるものは、インドのガンダーラで発見されました。
最初の仏像と思われるものはブッダが太陽の形で表され、その両側には、
梵天と帝釈天がブッダに懇願している姿が描かれています。
これは梵天と帝釈天がブッダに「どうか教えを説いてください」と懇願している
と解釈されています。
その後、ブッダの姿が徐々にはっきりとした仏像が生まれていったのです。