仏像の種類 その2 菩薩像

菩薩とは

菩薩は釈迦がこれから悟りを開く、つまり出家する前の姿を表したものです。

釈迦はインドの貴族の生まれでしたが、菩薩はその頃の姿を表したものとも言われ、髪を高く結い

冠をかぶり、ネックレスやブレスレットなど華やかな飾りを身につけているのが特徴です。

これは、質素な姿をした如来との大きな違いです。

そして如来よりも各菩薩の個性は強く、人々の願いを叶うために姿・形を変えるとされています。

たとえば、「観音菩薩」は、功徳のちがいにより、十一面観音、千手観音など様々な形に変化します。

このことを「変化観音」といいます。

その他の観音

如意輪観音

願いを叶える如意宝珠を持ち、両足の裏を合わせて座っている。

 

馬頭観音

頭上に馬の頭を乗せた観音。

馬が煩悩を食い尽くしてくれる。

馬頭観音はこわもてな顔をしていて、怒りで煩悩を食い尽くすともいわれている。

また、動物たちの守り神でもある。

聖観音(しょうかんのん)

聖観音は変化観音の形のひとつで、変化観音の基本となる形です。

頭は一つですし、手も二本と、普通の人間と同じ姿です。

髪は束ねて、頭頂で結っていて、頭にかぶった宝冠には阿弥陀如来の化仏がついています。

聖観音は単独で祀られている時と、阿弥陀如来の脇侍として勢至菩薩とともに祀られている時があります。

 

脇侍として祀られる場合は、両手で死者の魂をのせる蓮の花を持っていることが阿弥陀如来の死者をお出迎えする仕事を手助けしていると言われています。