阿弥陀如来
「南無阿弥陀仏」という念仏を人が臨終の際に唱えると阿弥陀如来が迎えにきてくれて
極楽へ連れて行ってくれるという信仰のもとである仏です。
「どんな人でもそれだけで極楽へ行けるの?」って疑問に思いますが。。
しかしながらその人の信仰の深さと生前の行いによって9つの段階があり、その段階によって阿弥陀如来のもつ印相がそれぞれあるのです。
よくあるのは2つで一つはいわゆる「OK」のように両手の人差し指と親指で輪をつくる「来迎印」という印相です。
もう一つは同じように両手で輪をつくり、足の上で重ね合わせる「阿弥陀定印」です。
これはなじみがありますよね。
阿弥陀如来の脇によく脇侍として配置されているのは、観音菩薩と勢至菩薩です。
阿弥陀如来が見れるお寺
阿弥陀如来像は
京都三千院
京都平等院鳳凰堂
などで見れます。
毘盧遮那如来
毘盧遮那如来は、釈迦が説いた仏教の教えそのものを表した仏とされています。
それは宇宙の真理そのものを表しています。
釈迦は、人々を導くためにこの世に現れた毘盧遮那如来の化身とされています。
毘盧遮那如来は「蓮華蔵世界」という浄土にいて千枚の花びらの蓮華に座っています。
その千枚の花びらにはそれぞれに世界が存在し、その各世界に釈迦がいるということです。
この世はそのなかの一つなのです・
毘盧遮那如来がいるお寺
代表的なのが東大寺の「奈良の大仏」
あとは奈良の唐招提寺の金堂に存在します。
毘盧遮那如来は、万物の象徴としての存在であるがゆえ
巨大な仏像で表現されることが多いです。